【特集】不動産融資「デジタル化」の挑戦

GAtechnologies(ジーエーテクノロジーズ)

その他|2021年03月11日

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 投資用不動産売買にかかわる融資手続きをデジタル化するプラットフォームが1年前から稼働している。中古マンション売買のGAtechnologies(ジーエーテクノロジーズ、以下GAテクノ:東京都港区)の子会社が開発した『Mortgage Gateway(以下、モーゲージゲートウェイ)』だ。書類が紙からデータに変わり、買い手・不動産会社・金融機関の3者間で作業効率が飛躍的に上がる。

GAテクノのプラットフォームに20社超が参画

「重複記載」「郵送」いらずで作業負担激減

 『モーゲージゲートウェイ』は、買い手・不動産会社・金融機関の3者間が利用して成り立つプラットフォームだ。不動産売買の成立後、不動産会社が金融機関に融資審査を打診し、契約までのやりとりが非対面で完結する。1物件だけでも多岐にわたる書類が紙からデータになれば、氏名・住所の多重記載や郵送などの負担を軽減できる。万が一内容を修正したときは、その履歴を3者間で閲覧できれば、改ざんのリスクが減る。取引の透明性も高くなる。現時点では、投資用なら区分・1棟問わず使える。 このプラットフォームはGAテクノの開発子会社RENOSYX(リノシ―クロス:東京都港区)が2019年末にリリースし、自社案件だけで月数十件の利用実績がある。外部の不動産会社も利用でき、現在20社以上の不動産会社が参画。連携している金融機関は韓国系金融機関のSBJ銀行と大手保証会社ジャックスだ。リノシ―クロスの清水雅史社長は「連携する金融機関と不動産会社を増やす」と語る。

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