マンション開発を中心に事業を展開する中川工務店(京都市)は、簡易宿所『リジョイスステイ京都二条月光』を改修し、賃貸住宅『La Vita(ラヴィータ)二条月光』へとコンバージョンする工事を行った。コロナ禍による観光客の減少で、簡易宿所としての経営が立ち行かなくなった物件を有効活用する狙いだ。物件の所有者は大手マンションデベロッパー。竣工した3月20日までに、全30戸のうち10戸の入居者を獲得。5月11日時点で20戸の入居が確定している。
同様のコンバージョン依頼続々
同物件は京都市の中心部にあるJR山陰本線「二条」駅から300mほどの場所に立地。2018年9月に簡易宿所としてオープンしたが、20年6月には廃業した。同社は、既存部分を極力生かすことで費用を抑えつつ改修を実施。設置されていた家具・家電はそのままにして、家具・家電付き賃貸住宅とした。