凸版印刷(東京都文京区)は、同社が製造・販売するオレフィン製の抗ウイルス・抗菌化粧シートの販売を強化していく。同商品の機能試験において新型コロナウイルス(SARS‐CoV‐2)の減少を確認したことを4月28日に発表。コロナ下におけるニーズの高まりを踏まえ、感染予防商品として売り出していく。
新型コロナウイルスの減少を確認
試験は(一財)日本繊維製品品質技術センター(東京都中央区)で行った。オレフィン製の化粧シート表面にSARSCoV‐2懸濁液を滴下し、その上にフィルムを密着させ、25度で24時間静置した後、シートから液を洗い出し、感染性ウイルス粒子の数を測定した。その結果、感染性ウイルスの数が24時間後に99%以上減少していた。