「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下「管理業法」)の全面施行に伴い、法律で規定された新たな「賃貸住宅管理業登録制度」が6月15日からスタートする。賃貸管理ビジネスの現場にも影響する内容を解説。登録制度のボーダーラインとなる200戸前後を管理する不動産会社にも話を聞いた。
管理戸数200戸が登録義務のボーダーライン
事業者登録
違反者には罰則
「賃貸住宅管理業登録制度」は、「管理業法」に基づいて実施される、賃貸住宅における良好な居住環境の確保を図るとともに、不良業者を排除し、業界の健全な発展と育成を図ることを目的とした事業者登録制度だ。同制度のうち、実務にかかわってくる内容は大きく3点。①賃貸住宅管理業の事業者としての登録②①に伴う業務管理者の登録③①の登録事業者としての義務だ。