スルガ銀行(静岡県沼津市)による、シェアハウス・その他投資用不動産に関する不適切な融資問題が泥沼化しそうだ。同行は、不適切融資によって損害を被ったオーナーに対する、融資債権の一括譲渡や元本一部カットなどの手続きを8月末で終了すると表明している。しかし、アパートやマンションに関しても不適切融資の問題は広がっており、8月末までにスルガ銀行に対して集団賠償請求が行われる可能性が高まっている。
対象はアパート、マンションへ拡大するも融資債権の一括譲渡など8月末で終了を表明
大荒れの株主総会
6月29日に開催されたスルガ銀行の株主総会では、不適切融資についての対応を問われた際に、嵯峨行介社長が「誠意をもって対応する」と言うにとどめて具体性がある回答を行わなかったため、参加したオーナーたちは激高。会場に怒号が飛び交う事態に発展し、スルガ銀行側が質疑応答を打ち切ることとなった。