東京海上ミレア少額短期保険(神奈川県横浜市)と東京海上ウエスト少額短期保険(大阪市)は7月28日、賃貸住宅の入居者向け「住生活総合保険」を発売した。2013年10月から販売している旧商品の補償範囲を拡大した商品だ。発売以降の新規契約はすべて新商品で受け付け、更新契約も22年4月分から順次、新商品に切り替える。
LGBTパートナーを被保険者対象に
旧商品との補償範囲の違いは主に三つ。一つ目は、旧商品では特約扱いだった住戸内での入居者死亡事故発生時の補償費用の支払いが、標準化される。1オーナーにつき20件までの上限規定を排除し、死亡事故発生時の補償制限がなくなる。
二つ目は、入居者に支払われる臨時宿泊費用における家財損害要件の廃止だ。豪雨被害にあったタワーマンションの事例を受け、実際に住戸内の家財に被害がない場合でも、電気・ガスなどのライフラインの断絶や通路が使用できない場合、入居者に宿泊費用が支払われるようになる。