取得時効【宅建試験解説】

【連載】2021年宅建試験まるかわり解説

法律・制度改正|2021年02月15日

Q.他人の土地と知りながら占有する場合も時効取得できるの?

A.所有の意思をもって平穏・公然に占有すると時効取得できます。

なぜ時がたつと他人の物でも自分の物になるの?

 時効とは、時間の経過によって法律関係の効力が変化し、これまで存在していた権利が消滅したり(消滅時効)、これまで持っていなかった権利を取得したり(取得時効)することをいいます。なぜこのような制度が存在するのかについては、学説上いろいろな見解が主張されています。

 第一に、ある事実状態が継続すると、社会がその事実上の状態を正しいものと信頼し、それを基礎としてその上に法律関係が形成されていくものです。それを真実の法律関係に基づいて覆すと、事実状態を信頼して法律関係に入った人は不測の損害をこうむることになり、社会の法律関係の安定を害することになるので、事実状態を権利に高める時効制度を必要とする見解があります。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『贈与契約【宅建試験解説】』

検索

アクセスランキング

  1. 旭化成ホームズ、賃貸住宅のエリア拡大へ

    旭化成ホームズ

  2. シェアハウス市場活況

    オークハウス, 共立メンテナンス, シェア180, ボーダレスハウス

  3. いえらぶGROUP、生成AI活用セミナー開催

    いえらぶGROUP(グループ)

  4. 永大産業、マンション直貼り用フローリング

    永大産業

  5. アイムユアーズ、家主の賃貸経営をサポート

    アイムユアーズ

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ