スターツコーポレーション(東京都中央区)は、グループの海外16拠点目となるシンガポールに現地法人「STARTS SINGAPORE PTE.LTD.(スターツシンガポール)」を立ち上げ、10日に免許を取得した。日系企業の現地駐在員を対象に、住宅やオフィス・店舗の仲介を行う。2011年度中に中国の北京、武漢、インドネシアのジャカルタにも現地法人・支店の立ち上げを計画している。
スターツはソウル、上海、ニューヨーク、ハワイなど海外16拠点に展開。2010年度上期のグアム、パリを除く海外14拠点の仲介実績は、住宅の賃貸・売買565件、オフィス・商工97件となった。海外事業を「リゾート型」と「日系企業支援型」に分け、ハワイ、ゴールドコースト、グアムなどでは富裕層を対象としたコンドミニアムや保養施設の売買仲介事業を、日系企業支援型では駐在員を対象とした住宅・オフィスの仲介を行っている。国内ではスターツコーポレーションに海外現地サポート&推進室を設置し、渡航前の事前打ち合わせにも応じている。
シンガポール支店は、他のグループ海外支店での勤務実績を持つ女性社員が現地責任者となり、現地採用のスタッフとともに立ち上げた。