西武鉄道(埼玉県所沢市)が保有する不動産を管理する西武プロパティーズ(東京都豊島区)では賃貸ガレージハウス「エミベース入間 鍵山」の竣工に伴って実施した内覧会の問い合わせ数が3月14日時点で20組を超えた。2月21日から西武グループ会員限定で内覧を開始し、3月1日から一般内覧を行っていた。
内覧会問い合わせ20組超え
同物件は圏央道「入間」IC(インターチェンジ)より車で11分の郊外に立地。鉄骨造2階建ての全4戸からなり、1階のガレージスペースと2階の居住スペースを合わせて69.97~71.21㎡。家賃は13万~13万5000円。
最大の特徴はガレージの広さだ。幅約4.8m、奥行き約5.8mで、広さ28.4㎡。車2台の駐車スペースが確保されているため、自転車や、ゴルフ用品など多種多様な趣味の場所として利用できる。電動シャッター付きで、ガレージ内には温水水栓付きシンク、電気自動車用コンセントを設置している。
セカンドハウスではなく定住を想定した居住部分は30~40代の独身男性が生活しやすい空間をイメージした。
内覧会には30~60代の幅広い層が来場したという。同社賃貸事業部の金子誠主任は「賃貸ガレージハウスの需要に対し、供給が間に合っていない。西武グループの会員限定告知により女性会員の方がパートナーとともに来場する例も多かったのが印象的だった」と話した。同物件は、3月中に募集を開始し、4月からの入居を予定している。
今回をテストケースとし、同社は今後も西武鉄道沿線を中心にその土地やニーズに合った賃貸住宅を手がけていく予定だ。
(2022年3月28日2面に掲載)