不動産投資のプラットフォームを提供するクリアル(東京都台東区)は、28日に東証グロース市場に上場する。
クラファン事業を展開し前期比2倍の増収
同社は投資家向けに資産運用サービスを提供し、2021年3月期の売上高は33億1652万円で20年3月期と比較し200%超の増収となった。
機関投資家向けの資産運用サービスを提供する中で培ったノウハウを生かし、保育園や専門学校といった環境や社会貢献性を重視した不動産を対象に一般投資家向けの不動産小口化商品を提供。一口1万円から出資可能なプラットフォーム「CREAL(クリアル)」を展開し、これまで投資家から累計56件の資金調達を行ってきた。
横田大造社長は上場に関し「不動産投資のデジタル化を推進し、誰もが手軽に安定的な資産運用を始められる社会の実現に努める」とコメントを寄せた。
クリアル
東京都台東区
横田大造社長(46)
(2022年4月11日1面に掲載)