敷地内通路には踏み石を置き、室内窓の手前には竹方立をしつらえられた「蓮山居(れんざんきょ)」。山や茶室を連想させる賃貸住宅だ。隣地に囲まれた厳しい敷地にもかかわらず、ディテールが工夫された特色ある内外観となっていることから、竣工から2カ月で満室稼働を実現した。
竣工後2カ月で満室 山々思わせる切妻屋根
袋小路の難敷地に
蓮山居は、専有部・共用部の随所に和のたたずまいを感じるデザインを取り入れているのが特徴だ。設計はラブアーキテクチャー(東京都世田谷区)が手がけた。
隣家や学校の壁に囲まれた袋小路に立つ
同物件は東急電鉄池上線旗の台駅から徒歩4分の住宅街に立つ。切妻屋根を連ねたロの字型の木造3階建てで、ワンルームが7戸、メゾネットタイプの1LDKが3戸の全10戸からなる。専有面積は20.09〜34.64㎡だ。
メゾネットタイプの08号室階段部を敷地内通路から望む




