住宅や商業施設の設計・施工を行うスペースエージェンシー(熊本市)は、2×4(ツーバイフォー)モノコック工法のコンパクトハウス「PACO(パコ)」シリーズの「PACO-TRAILER(トレーラー)」を9月に追加発売した。
2×4モノコック工法とは、壁、屋根、床など2×4規格材を面材で挟んだ6面で住宅を支える構造で、地震や強風などの外力を分散させ、耐震性を高めた工法である。
PACO-TRAILERの広さは、PACOの「スタンダードサイズ」と同等の13.42㎡。車輪の付いたシャーシに建物を固定しているため、容易に移動が可能だ。災害時に、避難施設としての活用も期待されている。
同社の本社敷地内にあるモデルハウス
間取りは5種類で、水回り設備を標準装備。価格は583万円(税込み)より。当面は受注生産方式で販売する。
(2024年11月4日11面に掲載)