低層階の投資用アパート『MIJAS(ミハス)』の開発・販売を軸に年間74億円を売り上げているのが明豊エンタープライズ(東京都目黒区)だ。1968年の設立後、マンション開発で事業を拡大し、2004年にJASDAQ(ジャスダック)へ上場。その後、リーマン・ショックで経営の危機に陥るも、アパート開発に軸足を移すことで再び業績を盛り返すことに成功した。同社の梅木隆宏社長に事業戦略について聞いた。
投資用低層アパートを6年で100棟竣工
グループ年商99億円 デザイン力が強み
―20年7月の決算では、グループで年商99億円、単体で74億円の実績を上げました。主力商品の『MIJAS』について教えてください。
『MIJAS』は、低層階の投資用アパートです。6年前に販売を始め、20年10月に100棟目を竣工しました。子会社に明豊プロパティーズ(東京都目黒区)という管理会社があり、グループで開発から販売、管理までを一貫して行っています。