事業の多角化を進め急成長を見せるのが、島根県の地場大手不動産会社である朝日住宅(島根県松江市)だ。創業当初は賃貸・売買仲介のみを行っていたが、2代目の目次修社長が主導し、賃貸管理業にも参入。今では松江市で最大規模の管理戸数を誇る。リフォームや買い取り再販など関連事業にも手を広げ、売り上げは目次社長が就任した2008年から11年で8倍に伸びた。目次社長に業績伸長のポイントと今後の取り組みについて話を聞いた。
島根地場大手、管理3579戸に拡大
ストックビジネスに着目 11年で売上約8倍の8億円
―貴社の事業規模と主力事業を教えてください。
21年度の売上高は8億円でした。ここ3年は7億~8億円を維持しています。08年ごろには1億円程度でしたが、そこから毎年1億円程度売り上げを伸ばし、今に至ります。買い取り再販で2億円、リフォームで1億5000万円、賃貸や売買仲介、賃貸管理、自社保有物件からの家賃収入がそれぞれ1億円です。残り5000万円は雑収入です。