社員寮を賃貸住宅にリノベーション

2015年05月05日 | リノベーション

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リノベーションを手掛けるマスターアート(東京都練馬区)の1棟物件が今回紹介する「桐栄グランデ」だ。
西武新宿線中井駅徒歩7分の場所に立つ、築27年の4階建てRC造で、3、4階はオーナーの住居。
1、2階が全19戸の賃貸住宅だ。
間取りはワンルームで専有面積は約14~19㎡。
もともと金融会社の社員寮として使われていたが、内装や設備の老朽化に伴い、その機能を果たせなくなった。


           before

マスターアート01.jpg

オーナーの意向は、建物内外装、エントランス部分をリニューアルして今後20年先まで対応できる物件にしたいというものだった。
これまで同様に社員寮としての使用も考えたが、社員寮に求められるスペックが50戸程度ということを考えると19戸では少なく、一般賃貸としてリノベーションすることになった。
沿線に大学や新宿などのターミナル駅があることから、単身社会人および学生をターゲットに絞り、リノベーション。
内装はそれまであった3点ユニットを分離させ、バス・トイレを独立。
新たに洗濯機置き場を設置した。
キッチンは3口コンロを用意。
ワンルームとはいえ、1Kに近い間取りに仕上げた。
壁紙は、白を基調に各部屋を違ったアクセントクロスで差別化を図った。
床は1階に無垢のフローリング、2階は遮音タイプのフローリングにした。


            after

マスターアート02.jpg

外装はエントランスを中心にリノベーションし、宅配ボックス、オートロックを新設。
スロープとなっているアプローチ部分は両側に格子状のルーバーを設置し、間接照明で明るいエントランスに生まれ変わった。
賃料は4万6000~10万8000円。
表面利回りは25%。
同社の松下健彦社長は、「内装もそうですが、エントランス部分などメンテナンスを考え、提案しています」と話す。

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