2024年4月から、「省エネ性能表示制度」という制度が始まると聞きました。賃貸事業者も省エネ性能表示の義務を負うこととなるとのことですが、これはいったいどのような制度で、賃貸事業者はどのような義務を負うのでしょうか。
表示は義務努力、実質は強制
「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が改正され、省エネ性能表示制度が導入されました。
省エネ性能表示制度とは、建築物の販売・賃貸事業者が建築物の省エネルギー性能を広告などに表示することで、消費者が建築物を購入・賃借する際に、省エネ性能の把握や比較ができるようにするという制度です。
持続可能な社会が注目される現代では、省エネという観点に関心が高まっています。省エネ性能の高さが魅力となり、効率的な省エネ性能の備わった住宅・建築物の供給が促進される市場環境を整備し、省エネが促進されることを目的としているのです。