雑貨店をイメージしたディスプレイ棚を設置

2015年05月31日 | リノベーション

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自社サイトでリノベ物件間の住み替えを誘発


京都市営地下鉄五条駅から徒歩5分、築20年のSRC造マンションに「magi(マギ)=魔法」と呼ばれる一室がある。
由来はジブリアニメの「魔女の宅急便」。
主人公キキの居候先をイメージしたデザインからそう名付けられた。
「ワンルームの狭い空間をデザインするとき、コンセプトがあった方が断然おもしろいです」と話すのは住宅リノベーションを手掛けるリボーンキューブ(京都府京都市)の間宮克児氏。
「magi(マギ)」はもともとオーソドックスな白い空間であったが、同社が「おしゃれなショップに住もう」をコンセプトに展開するリノベーションシリーズのアパレル、サロン、書店に続く第4弾「おしゃれな雑貨店」として生まれ変わった。
部屋に入るとまず目に入るのが、存在感のある大きな棚である。
入居者がお気に入りの小物を自由にディスプレイできるようにとオーダーメイドで製作した。


リボーンキューブ03.jpg

またトイレやキッチン、フローリングには、部屋の象徴となるディスプレイ用の棚の雰囲気に合うように、モザイクタイルやボルドーパインの無垢など、こだわりの素材を多用した。
「細部にまで気を使い統一感を持たしたことでmagi(マギ)は北欧ストックホルムの街角に佇む小さなお店のように仕上がりました」(間宮氏)


リボーンキューブ02.jpg

総工費は約400万円。
扉の取り外しや、3点ユニットの浴槽を取り払いシャワーブースとトイレに分けるなどの工事を行った。
同社が買い取った物件にリノベーションを施工しオーナー募集をかけたところ、約950万円で売却された。
家賃5万円だったところを6万8000円にして、30代男性が入居を決めたという。
もともと別のリノベーション物件に住んでいた入居者は、他のリノベーション部屋にも住んでみたいと、リノベーション物件を主に取り扱う同社の自社サイトに問い合わせてきたという。
「おしゃれな空間を好む方がリノベ物件で住み替えることはよくあります」と間宮氏は語った。

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