亀岡大郎のトップ対談

獣医師監修のペット共生住宅展開 管理規約も作成 野中 英樹 社長

アニドック株式会社

東京都渋谷区

2017年10月16日号

  • twitter
野中 英樹 社長

全国世帯のおよそ3割がペットを飼う時代になった。市場が拡大するなか、ペット世帯を取り込もうとする賃貸住宅も増えつつある。
しかし「設備だけそろえても入居者満足度は上がらない」と警告するのは、ペット共生住宅の建築コンサルティングを手がけるアニドック・野中英樹社長だ。
獣医師監修による住まいの設計から管理規約の作成、入居後サービスまで展開する野中社長に、ペット共生住宅の現状と展望を聞いた。

拡大する市場見据えサービスを拡充

亀岡 13年前にお会いしていますね。

野中 お元気そうで何よりです。当時と社名が変わりましたが、創業当初から一貫してペット共生住宅の建築コンサルティングなどを手がけております。

亀岡 賃貸住宅でもペットを飼う人が増えていると聞きます。

野中 今では日本の3割の世帯がペットを飼っているといわれています。創業当初は6500億円だったペットビジネス市場が、いまや1兆7000億円まで大きくなっています。ペットを飼う世帯は増えていますが、一方で、しっかりとした環境が整えられているかというと十分ではありません。専用の設備を取り入れただけで「ペット共生住宅」とうたっているところもありますが、ハードだけではなく、入居後のサポートや管理規約、飼う側のリテラシーも含めて考える必要があります。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

野中 英樹 社長

アニドック株式会社

野中 英樹 社長

1964年鹿児島県生まれ。94年、アドホック(現・西武ペットケア)を設立。ペット共生集合住宅を特許ビジネスモデル化し、ハウスメーカーやゼネコンに提供するライセンス事業などを展開する。 その後、2006年創業のペイクで数多くのペット関連商品をプロデュース。15年7月に動物病院および往診獣医ネットワークのビジネスモデルを構築し、動物医療×ITをモットーにアニドックを設立。

アニドック株式会社
本社所在地 : 東京都渋谷区広尾1-9-15 広尾宮田アネックスビル6階
設立 : 2015年7月21日  資本金 : 1000万円円
事業内容 : 動物病院直営事業&フランチャイズ事業、往診動物病院直営事業&ネットワーク事業、ペット保険代理店業、Peiku Magazin広告総代理店事業、ペット関連企業サポート事業
経済評論家 亀岡大郎氏のサムネイル画像

経済評論家 亀岡 大郎

大正15年京城生まれ。新大阪新聞経済部長を経て、経済評論家となる。文藝春秋、サンデー毎日など一流紙で、経済・財界問題を中心に、精力的な活動を続ける一方で「自動車戦争」「ゲリラ商法」「IBMの人事管理」などベストセラー多数。

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. ビューン 大石隆行社長 電子書籍読み放題、13万戸に

    【企業研究vol.246】ビューン

  3. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  4. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  5. 長谷工不動産HD、分譲・賃貸を年1500戸供給【新社長インタビュー】

    長谷工不動産ホールディングス

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ