香陵住販(茨城県水戸市)は2018年9月、東証ジャスダック市場に新たに名を連ね、創業から37年で念願の上場を果たした。
自社開発のアパートやマンションの販売とそれに伴う管理、仲介事業で経営基盤を固め、管理戸数は1万3400戸を超えた。
今後は、茨城県内や東京でも事業を拡大していく。同社の薄井宗明社長は「信頼を積み上げることが重要」と語り、東証1部上場を目標に掲げ一歩ずつ進む。
18年9月に上場収益物件の開発に強み
薄井 お会いするのは20年ぶりになります。以前にこちらのトップ対談に来たのは、1999年でした。
亀岡 もう20年も前ですか。会社も大きくなったのでしょう。
薄井 1999年の時点で、賃貸住宅の管理は約3000戸でしたが、現在は1万3400戸にまで拡大してきました。昨年の9月には東証ジャスダックに念願の上場も果たしました。

香陵住販株式会社
薄井 宗明 社長
1951年5月14日、茨城県那珂郡生まれ。 東洋大学経営学部卒業後、大京観光(現:大京)に入社。その後、知り合いの経営する不動産会社の香陵商事に勤め、81年に香陵住販を設立。 88年に自社開発の賃貸マンション第1号を商品化。 2018年9月13日に東証ジャスダック上場。休日は園芸に励む。
- 香陵住販株式会社
- 本社所在地 : 茨城県水戸市南町2-4-33
- 設立 : 1981年10月 社員数 : 172人(グループ連結)人 資本金 : 3億4500万円(2018年9月末時点)円
- 事業内容 : 不動産売買、賃貸管理、仲介、賃貸、太陽光発電

経済評論家 亀岡 大郎 氏
大正15年京城生まれ。新大阪新聞経済部長を経て、経済評論家となる。文藝春秋、サンデー毎日など一流紙で、経済・財界問題を中心に、精力的な活動を続ける一方で「自動車戦争」「ゲリラ商法」「IBMの人事管理」などベストセラー多数。