不動産開発のLeTech(リテック:大阪市)は、低層賃貸マンションブランド「LEGALAND(リーガランド)」の新築物件、「LEGALAND 西五反田」を、2月に竣工した。建物を維持管理するためのメンテナンスコストの軽減を狙った設計が特徴だ。
管理事業にも参入
バルコニーを設置せず共用部を小さくして、メンテナンスコストの軽減を狙った。また、柱や梁が室内に出っ張らない壁式工法を採用し、広い居室空間を確保したことが特徴だ。バルコニーがないため、開口部を多く設けることができ、明るさも確保した。
設計には、社内の設計士が携わった。東日本営業部ソリューション二課の宮内佑太課長は「居室の窓の位置を上げることで、目線が上に行きやすくなる。天井高を感じさせないための工夫だ」と話す。
同シリーズは、東京都で92棟、関西圏で8棟を建設し、3月時点で供給数は100棟となった。同社は2021年から、管理業にも開始した。「これまでは物件開発や販売がメインだったが、管理事業も伸ばしていきたい」(宮内課長)
(2023年4月24日17面に掲載)