管理業法が15日に全面施行、その中身は?
その他|2021年06月11日
「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下、管理業法)が15日から全面施行となる。同法に基づいた賃貸住宅管理業登録制度が同日から開始される。管理業法におけるサブリース事業に関する部分の規定などについては、既に施行されており、同法が完全に施行されることで、賃貸住宅管理業は、法制度に基づいたビジネスとして新たなスタートを切ることになる。
賃貸管理業者の登録制度開始、違反時には罰則も
登録期限は22年6月
管理業法は、賃貸住宅における良好な居住環境の確保を図るとともに、不良業者を排除し、業界の健全な発展と育成を図ることを目的として、2020年3月に閣議決定され、同年6月に成立した法案だ。
大枠として、①サブリース業者と所有者との間の賃貸借契約の適正化に係る措置②賃貸住宅管理業に係る登録制度の創設の二つから成る。①については20年12月15日に施行されており、今回は②が施行され、賃貸住宅管理業登録制度が始まる。