阪神エリアで8店舗を構える総合不動産会社のアクロスコーポレイション(兵庫県尼崎市)では人材教育に注力しており、特に社歴や業界経験が浅い若手社員が実績を上げているという。
人材育成に注力
新人にはまず、営業マニュアルの徹底と、社内の情報共有を密に行っている。マニュアルでは、初めての来店から契約成立までの工程を大きく四つに分け、それぞれの工程で顧客とどのような会話をすべきかを学ぶ。会話の内容で重要なのは、顧客を説得することではなく、顧客が自分で決断をするためにサポートをすることだ。そのために、顧客がどのような思考段階を踏んで成約に至るか、そのプロセスを理解しなければいけない。顧客が決断するために必要な情報提供や適切な声掛けを学んでいく。