「鍵管理を止めたい」という相談を、賃貸管理会社から立て続けに聞く機会がありました。社内に保管し続けるリスクへの懸念、あるいは、鍵が社内にある故の業務負担の軽減などが、検討を始めるきっかけのようです。 今回は社内保管を早々に止めた三好不動産と、スマートロックへの移行に取り掛かるジェイエーアメニティーハウスに業務実態の変化について聞きます。
鍵保管をやめてから変化したこと
三好不動産(福岡市)は、約10年前に専有部の鍵を社内で管理することを止め、入居者にすべて渡す運用に変えました。鍵紛失などの緊急対応を、入居者自身に駆け付けサービスの契約を推奨した結果、リスクと社内対応業務を軽減することができました。次の課題は「5万本残る共用部の鍵管理」と話す横川さんに話を聞きます。
三好不動産
賃貸管理部 統括マネージャー
横川 哲也さん