「鍵管理を止めたい」という相談を、賃貸管理会社から立て続けに聞く機会がありました。社内に保管し続けるリスクへの懸念、あるいは、鍵が社内にある故の業務負担の軽減などが、検討を始めるきっかけのようです。今回は社内保管を早々に止めた三好不動産と、スマートロックへの移行に取り掛かるジェイエーアメニティーハウスに業務実態の変化について聞きます。
スマートロック導入5年で変化した業務フロー
ジェイエーアメニティーハウス(神奈川県厚木市)は、2018年に管理物件にスマートロックの導入を開始し、現在までに、2万2000戸の管理物件のうち、4600戸で切り替えを終えました。当初の目的は、入居者に対する管理物件の差別化と、物理鍵を社内に置くリスクの軽減でしたが、空室時のキーボックス管理がなくなり、盗難などの事故からも解放されました。古谷田晃生取締役に話を聞きます。