約3000戸を管理するウチダレック(鳥取県米子市)が基幹システムを自社開発し業務効率化に取り組む一環で、4月から月1回、週休3日を導入している。仲介店舗は週1回定休日を設定し、仲介営業社員は交代で週に3日休日を取っている。2020年1月からは、3日休みの週を月2回に増やす計画だ。
基幹システム開発で業務効率化
人口減少による地域の住宅産業の縮小を見据え、企業の収益体質を向上させたいと16年からITを活用した業務改善に取り組んできた。現在の業務量を少ない人員、少ない出勤日でこなすことで、より生産効率を高めたい考えだ。
16年10月に来店受け付けのアンケートをデジタル化するシステム導入を機に、セールスフォースをベースとした仲介・管理の一連業務をマネジメントするシステムを自社で開発してきた。さまざまな機能を持つシステムで入居申し込みや契約書作成などの一連の手続きを電子化し、顧客情報を転記することができる。以前は社内スタッフが24時間電話対応していた入居者からの問い合わせは、コールセンターに委託し問い合わせ内容をデータで一元管理するようになった。システムを確認すれば、だれでも対応状況を把握できる。退去申請はウェブ上で完了し、原状回復工事のスケジュール管理まで可能な仕組みを整えている。