賃貸仲介・管理を行うあさがお不動産(東京都豊島区)では、母子家庭や生活保護受給者などの生活弱者の客付けに熱心に取り組んでいることに共感するオーナーからの管理受託が相次いでいる。足元の3カ月で管理物件は45件から70件まで増え満室中だ。
客の容体を把握しトラブル防ぐ
宇山大紀社長は、生活弱者の客付けに力を入れている理由について、「生活弱者はオーナーや管理会社から入居を断られるケースが少なくない。こうした人たちの部屋探しをサポートしたかった」と話す。こうした宇山社長の思いに共感して、所有する物件の管理を任せたいと申し出るオーナーが徐々に現れ始めた。客付けした物件の管理会社と競合しないように配慮しつつ、物件の管理受託を増やしている。