不動産開発・販売、建設請負を行う穴吹工務店(香川県高松市)は、6月から取引先が発行する請求書の電子化を進めている。1日には、98%を電子化することができたことを明らかにした。
取引先企業に負担をかけずに実現
同社が導入したのは、取引のプラットフォーム運営を手掛けるインフォマート(東京都港区)が開発した『BtoBプラットフォーム請求書』だ。請求書を受け取る側の企業がシステムを導入すれば、取引先企業は指定された場所にアクセスし、必要事項を入力するだけで電子請求書を発行することができるというもの。取引先企業にシステムのインストールや料金などの負担がかからない点が、同システムを採用した理由だ。通常の請求書の発行だけでなく、差し戻しや修正があった場合もシステム上で完結できる。これまでの請求書を作成し郵送するといった一連の流れが全てシステム上で行えることとなった。