日管協、建物管理の資格創設

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会,小菅不動産

管理・仲介業|2023年07月21日

  • twitter

 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(以下、日管協:東京都千代田区)は11月に「賃貸住宅メンテナンス主任者(以下、メンテナンス主任者)認定制度」を創設する。同資格では、賃貸住宅の維持保全に関する基礎知識を身に付けられる。賃貸管理会社の人材育成に活用できる資格といえそうだ。同資格の内容や今後の予定をまとめる。

11月に受験開始を予定

建物の知識に特化 修繕の基礎学ぶ

 賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度は、賃貸住宅の建物面の知識を体系的に学ぶことを目的に資格化した。日管協が主催する新たな資格で、11月に試験開始を予定する。今後、賃貸不動産経営管理士と並ぶ賃貸管理の資格としていくことを狙う。

 同制度では、賃貸管理業務に従事する担当者が、建物自体と、その修繕方法に関する基本的な知識を横断的に身に付けられるよう設計した。建物の構造や工法の特徴、建物の基礎、給排水設備や電気・ガス設備、雨漏りの修繕対応、建物の巡回チェックリストなど、建物自体の基礎知識を学ぶことができる資格となっている。

 現場の担当者だけでなく、新入社員向けの研修ツールとしての活用も想定する。そのほか、収益物件の売買仲介時における、取得後の修繕費や運営費を算出に役立てることができるようになり、日管協では営業力の強化につながるのではないかとみる。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶賃貸管理業法、なぜできた?法制化の背景、施行後の実態、業界への今後の影響を一挙解説/【動画】賃貸管理業法を成長機会とするには

検索

アクセスランキング

  1. のうか不動産、IT重説に「業務委託」を活用

    のうか不動産

  2. 清水建設、洋上風力発電建造船の建設発表

    【連載】千葉明の株式教室 No.292

  3. 春の社宅需要、増加傾向

    S‐FIT(エスフィット),タイセイ・ハウジー,FPR,アパルトマンエージェント

  4. 【書籍紹介】0からわかる!不動産投資超入門

  5. イタンジ、「電子契約くん」年間30万件利用

    イタンジ

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ