Q.保険契約についても重要事項説明するの?
A.行う必要があります。
2023年度の賃貸不動産経営管理士試験では管理受託契約における重要事項説明の問題が3問出題されました。今回は問2に出題されたものを解説します。
説明内容の重要性 契約と履行の事項
賃貸住宅管理事業者は、管理受託契約を締結する前に、その相手方に対し、管理受託契約の内容およびその履行に関する事項であって、国土交通省令で定めるものについて、書面を交付して説明しなければなりません。(「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」以下、法)
国土交通省令(賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律施行規則)では、①管理受託契約を締結する賃貸住宅管理業者の商号、名称または氏名ならびに登録年月日および登録番号、②管理業務の対象となる賃貸住宅、③管理業務の内容および実施方法、④報酬の額ならびにその支払いの時期および方法、⑤④に掲げる報酬に含まれていない管理業務に関する費用であって、賃貸住宅管理事業者が通常必要とするもの、⑥管理業務の一部の再委託に関する事項、⑦責任および免責に関する事項、⑧法条の規定による委託者への報告に関する事項、⑨契約期間に関する事項、⑩賃貸住宅の入居者に対する第3号に掲げる事項の周知に関する事項、⑪管理受託契約の更新および解除に関する事項、の11項目が挙げられています。(法31条)