イーアス不動産、受給者の部屋探し 月40件の反響

イーアス不動産

管理・仲介業|2024年02月05日

 非対面での賃貸仲介を行うイーアス不動産(東京都文京区)は、生活保護受給者(以下、受給者)の部屋探しを支援する。月に30〜40件ほど、受給者から問い合わせがあるという。

 同社の商圏は東京都23区で、年間の賃貸仲介件数は非開示。従業員は7人。

 受給者向け案件に注力するようになったのは2020年から。非対面接客システム「AWANAI(アワナイ)賃貸」への反響が増えたことがきっかけだった。非対面であることが、受給者の仲介に役立っている。

 AWANAI賃貸では反響獲得後、主に「LINE」を通して部屋の希望条件などのやりとりを行う。

 岡田裕之社長は「LINE上で受給理由など、聞きにくい背景まで細かく質問をすることで、管理会社に入居希望者の事情を伝えられる」と話す。

 一方で、管理会社やオーナーが受給者の入居を受け入れない物件が多いという課題は残る。住宅扶助額に収まる物件であることも求められる。

 岡田社長は「今後はサブリース事業や家主業を行い、当社で受給者に住まいが提供できるような事業モデルを構築して、収益化を目指す」と話す。

岡田裕之社長

イーアス不動産
東京都文京区
岡田裕之社長(50)

(2024年2月5日4面に掲載)

おすすめ記事▶『HELLO'S、生活保護受給者向け部屋探し』

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