AZALEA、分社化し 商圏拡大と品質向上

AZALEA(アゼリア),アゼリアホーム

管理・仲介業|2026年03月11日

AZALEA 米山 裕太郎 社長

 AZALEA(アゼリア:東京都渋谷区)はアゼリアホーム(神奈川県川崎市)から分社化し、アパートの開発に取り組んでいる。2社ともに同業だが、あえて分社化することで、新規顧客層の開拓と物件品質の向上に効果を発揮している。

投資用アパートを年5棟開発

新規顧客を開拓

 AZALEAは2021年にアゼリアホームより分社化し、グループ全体での商圏拡大の先鋒を担う。

 AZALEAは不動産開発を主業とし、土地を仕入れて、物件を企画。建築はアゼリアホームで行い、その後の販売はAZALEAとアゼリアホームの2社で行う。

 分社化によって得られるメリットは大きく二つあるという。

 一つが新規顧客層の開拓だ。親会社のアゼリアホームは神奈川県川崎市に本社を置く。そのため、商圏は神奈川県全域と東京都西部だった。これに対してAZALEAが東京都渋谷区の表参道に拠点を構えることにより、東京都全域、さらには埼玉県方面や千葉県方面の顧客を開拓。物件の仕入れ先も広げることができるという。1棟あたり5000万〜1億円規模の物件を年間3〜5棟開発する。

 同社の顧客は取引先の銀行からの紹介がメインだ。そのうち、東京都に居住するオーナーが購入するケースが約2割を占める。資産運用や相続税対策として購入する地主などの富裕層が多い。

 ただし、販売する物件は神奈川県が中心だ。都内は土地が高騰していることから、表面利回りも低くなりがちだ。そのため、オーナーが希望する表面利回りを出すことが難しい。一方、神奈川県であれば、土地代込みで表面利回り5〜7%弱を見込める。

 そのため、土地の仕入れも神奈川県を中心に実施している。米山裕太郎社長は「2社間で情報共有しつつ、アゼリアホームは主に駅から徒歩5分圏内の単身者向け物件の開発用地を取得。AZALEAでは駅から徒歩10分程度の土地や不整形地で、DINKsやペット共生型などの企画物件向きの土地を仕入れている」と話す。

 25年7月期の売上高は1億5000万円だが、26年7月期の売上高はすでに2億6000万円に到達し、5億円を見込む。

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