賃貸住宅の管理・仲介やレンタルコンテナ事業を手がける日生産業(愛知県名古屋市)の代表取締役社長に生田雄大氏が就任した。就任日は11月5日。前代表取締役社長の生田希美枝氏は代表取締役会長を務める。
「規模の拡大より安定経営目指す」
生田社長は大学で建築を学んだ後、設計事務所に4年間勤務。その後、不動産実務を学ぶべく、不動産会社で高齢者住宅の賃貸仲介などの業務に1年半ほど携わった。この間に一級建築士も取得した。
2005年に日生産業に入社し、賃貸仲介を中心に現場での経験を積んだ。06年には専務取締役に就任。分譲住宅事業からの撤退や子会社統合による経営の効率化、ジョブローテーション制の導入や水曜日の全休化などの労務改革を進めた。
生田新社長は「規模の拡大よりも安定した経営を優先したい。まずは営業利益年間3000万円、長期的には5000万円が目標。家主、入居者、協力会社、社員のすべてにとって良い会社を目指す」と語る。
同社の年商は5億円弱。「アパマンショップ」2店舗を展開し、年間約600件の賃貸仲介を行う。賃貸住宅の管理戸数は約700戸、レンタルコンテナの運営数は81拠点約2600室。
日生産業
愛知県名古屋市
生田雄大社長(45)
(2021年12月6日2面に掲載)