2007年から、不動産会社専門のホームページ作成ツール「ReBlo(リブロ)」を提供するスラッシュ(東京都港区)。24年3月末時点で約1500社、6000サイト以上で導入されている。ホームページ運営に関するコンサルティングや運営サポートも提供し、不動産会社の集客力向上を支援する同社の柴崎隆社長に話を聞いた。
費用対効果400%目標に支援
地道な対策で改善
―不動産業界では、ポータルサイトへの広告掲載に加え、ほかのツールを利用して集客の間口を広く持とうという動きがあります。
当社では、ReBloのほか、ウェブ施策全般のコンサルティングサービスも提供しています。サービスを通して直近3年間の変化を見ると、不動産会社のITに対するリテラシーは格段に上がっていると感じます。以前は、自社ホームページへのアクセスを増やすために、コラムなどのコンテンツを増やす必要があることを納得いただくのに時間がかかっていました。現在は、そこはすでに理解したうえで、その先にある具体的な運用方法について相談を受けることが増えています。
ポータルサイトへの広告出稿は重要ですが、これはある意味、使い切りの広告です。一方で、不動産会社はホームページやSNSなどに自分たちでコンテンツを増やすことができます。これは自社で育てることができる広告といえるでしょう。部屋探しをしている人にしっかりと訴求できる広告になるには時間はかかりますが、ホームページが集客において有効なツールであることはすでに認知が進んでいます。