ホテル・民泊の運営代行を行うホテリエ(福岡市)は、「ホテル・民泊運営代行の完全丸投げサービス」を展開する。経費を削減した運営と高稼働率の実現により、オーナーの収益向上に寄与することで受託戸数の拡大を目指す。
収益向上支援で受託戸数拡大
790室超受託規模生かし経費減
2022年6月に設立した同社は、インバウンド(訪日外国人)の宿泊需要回復に伴い、23年5月よりホテル・民博運営代行の完全丸投げサービスを開始した。ホテルや民泊を開業したいオーナーや事業者に対して開業前のコンサルティングから宿泊管理業務の運営代行、開業後の支援までを行う。
24年6月1日時点で、東京都、福岡県、宮崎県、鹿児島県の49施設794部屋のホテル運営を受託する。笹栗泰典社長は「開業前に収益化のシミュレーションやリノベーションの提案、認可の取得などを行う。開業後は宿泊サイトへの情報掲載や宿泊者の管理、リネンやアメニティーの交換、補充などを当社が行うため、オーナー自身がホテル・民泊の運営について手を動かす必要はない」と話す。