全日本花輪式完全消臭連盟、特殊清掃で特許 消臭に強み

全日本花輪式完全消臭連盟

商品|2024年09月08日

特許技術で清掃を行った部屋

開始5カ月 施行実績は175件

 一般社団法人全日本花輪式完全消臭連盟(青森市)は、孤独死が発生した部屋や「汚部屋」に対応した特殊清掃を提供する。8月末時点での特殊清掃実績は175件で、このうち賃貸住宅の施工実績は5割程度。花輪隆俊代表理事は「賃貸住宅向けの展開を強化していきたい」と語る。

 同連盟は3月に設立され、青森県から沖縄県まで全国21社(8月末時点)が加盟する。ハウスクリーニング会社を中心に、飲食店といった異業種企業が事業の多角化を目的に参画し、賃貸住宅を含む住宅の特殊清掃を手がける。加盟店各社は、特殊清掃の営業をはじめ、受注から施工まで担う。同連盟が開催する2日間の技術講習を修了後、実際の施工が可能となる。

 これまで特殊清掃の消臭には、オゾン消臭器を使用するのが一般的だった。消臭を完了するまで数日から2週間かかるといわれ、臭いが残っていた場合は壁紙や床材を取り替える必要があった。同連盟の特許技術「特殊清掃 完全消臭技術特許花輪式」は、壁紙を剥がしたり床材を切ったりせずに2日間で臭いを消し去るという。

 具体的には、腐敗臭の原因となるタンパク質を乳化・分解させるアルカリイオン電解水「モコのラードトル」と、同じく腐敗臭を酸化させる消臭薬剤「ドムスシューカット」を用い、それぞれ室内に噴霧する。作業時間は1~2時間程度だ。同薬品の開発と施工技術において特許を取得した。

 特殊清掃の施工費は、従来のオゾン消臭器を使用するものに比べ2~3割程度高くなる。一方で、壁や床を取り替える必要がないことから、消臭以外の修繕にかかる費用を抑えられるため、「トータルの施工費を、3分の2から2分の1程度までに減少できた例もある」(花輪代表理事)

 技術開発には、10年の月日を費やした。ハウスクリーニング会社を経営する花輪代表理事が、消臭剤などの化学製品の開発を手がけるビー・ハウス(千葉県浦安市)と協力し、2014年に同技術を開発した。

花輪隆俊代表理事画像

全日本花輪式完全消臭連盟
青森市
花輪隆俊代表理事(57)

(2024年9月9日3面に掲載)

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