イベント開催、販売体制を強化
スマートインターホンをはじめとしたスマートホーム機器を開発・販売するAkuvox(アキュボックス:中国・福建省厦門市)は8月2日、パートナー企業向けイベントを開催した。
同社がヨーロッパ諸国や東南アジアなどで提供を進めているスマートホーム「akubela(アカベラ)」シリーズの日本での販売を推進していくための決起を目的とする。日本での代理店になる意欲を持つ事業者65社、85人が参加した。
当日は、同シリーズの紹介や営業販路の開拓について、Akuvox製品の日本市場への普及を進める同社ゼネラルマネジャーが説明した。
akubelaシリーズは、ミッドレンジからハイエンド向けのスマートホーム機器群だ。同シリーズには、スマートロック、インターホンや玄関集合機、玄関子機がある。各部屋に設置する「スマートホームコントロールパネル」も提供する。
スマートホームコントロールパネルは、タッチパネル形式で照明の調光や空調の操作を行うことができるほか、部屋内での音声通話やチャットを活用したコミュニケーション機能を持つ。それに加えて、訪問者への応答機能や家電の操作、管理機能を搭載するスマートフォンアプリ「BelaHome(ベラホーム)」なども導入の提案をする。
さらに管理会社やプロパティマネジメント会社向けの設備管理クラウドシステム「akubelaクラウド」も開発した。スマートホームによる入居者への快適な暮らしの提供と、管理会社の業務負担の削減、物件の付加価値向上を目指す。
Akuvoxは2月、日本法人であるAkuvox Japan(アキュボックスジャパン:東京都新宿区)を設立した。マーケティング部のブリアナ・リン氏は「日本で導入を推進していく準備が整った。日本での代理店と当社の日本法人とで密な連携を取り、本格的にakubelaシリーズの販売を開始する」と話す。
(2024年9月30日11面に掲載)