空室の新しい生かし方 キクラゲ&発芽ニンニクを栽培中【賃貸住宅フェア2024 東京セミナーレポート】

フル・プラス,日栄交通

管理・仲介業|2024年10月17日

「満点にんにく」としてブランド化

当記事は賃貸住宅フェア2024in東京で講演したセミナーを書き起こしたものです。

アパートで発芽ニンニク栽培

家賃4万円で、年800万円の収益

3、4日で商品化も 道の駅などで販売

湯淺 当社は、空き家をどう活用するかを掘り下げてきた不動産業、建築業の会社だ。地方や過疎地などは空き家の利用や売却が難しく、住宅以外の使い方を見出す必要がある。情報を集めている中で、ある不動産事業者が発芽ニンニクを古い空き家で栽培しているという話があった。発芽ニンニクは栽培が簡単で、栄養がある。さらにニンニク特有の臭いも抑えられるため、人気が高まっているという。これは良いと思い、ぜひ教えを請いたいとお願いした。

 ノウハウを得て、大阪市東淀川区にある家賃4万円程度のアパートの空室で栽培を始めてみた。発芽ニンニクの栽培は、棚を置いて、そこに水を入れたペットボトルを並べて貼り付け、そこで皮をむいたニンニクを育てるだけだ。後は空調を入れて室温を22〜23度に保ち、サーキュレーターで空気を循環させる。おおむね1〜2週間程度、時期が良ければ3〜4日で商品になる。初期投資は約40万円ほど。育った発芽ニンニクは、一つの袋に6〜7株ほど詰め、大阪府周辺の道の駅などで400円弱で販売した。取引先は、道の駅のほか、地元のスーパーマーケット、飲食店などだ。

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