アイワ不動産、学生用シェアハウス開始

アイワ不動産

賃貸経営|2025年01月10日

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入居者同士の交流を促す共用スペース

大学近隣で1棟目を新築

 管理戸数8867戸のアイワ不動産(静岡市)は、学生専用シェアハウスを竣工した。新築のシェアハウスは同社初となる。地域密着型サービスの一環として事業を開始。

 シェアハウスの物件名は「Creus(クリアス)小鹿」。静岡大学静岡キャンパスから徒歩19分、自転車で約7分の場所に所在しており、主な入居者は静岡大学の学生だ。木造3階建ての全29室で、3階は女性専用フロアとなっている。2024年12月末時点で19室が入居済みだ。家賃は共益費込みで6万2000円。

 専有部は約9㎡で、クローゼット付き。浴室やトイレなどの水回り設備は共用だ。1階には共用のキッチンとダイニングを、2・3階には「ラーニングホール」と名付けたシェアスペースやシアタールーム、トレーニングルームを設けている。共用スペースを通して、入居者同士での交流を促している。竣工は24年1月。

 同事業は、関根和孝社長が知人から「新型コロナウイルス下において、大学生同士が交流の場を失っている」と聞いたことがきっかけとなった。

 関根社長は「コロナを要因とした交流機会の損失は、現在はある程度落ち着いたと思う。しかし、学生が交友関係を築く場はコロナに関係なく需要がある」と話す。

 同社の企業理念である「お役立ちの精神で地域社会の発展に貢献する」を軸に、商圏である静岡県内での地域活性化につながる取り組みに注力している。

 「新築することで、物件の細部まで当社のこだわりを詰め込むことができる。30年までに、学生向けシェアハウスの新築・運営室数200室を実現したい」(関根社長)

関根和孝社長

アイワ不動産
静岡市
関根和孝社長(56)

(2025年1月13日2面に掲載)

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