賃貸後発の土屋ホームが本腰

土屋ホーム

インタビュー|2025年05月11日

土屋ホーム 北海道札幌市 山川 浩司 社長(55)

 北海道地場大手のハウスメーカー、土屋ホーム(北海道札幌市)が、満を持して木造の省エネルギー賃貸マンションを展開する。木造でありながらRC造と同等の耐用年数を証明し、最長で35年ローンを組むことを可能とした。地元北海道における賃貸住宅の質向上を目指す。

地産地消の木造マンション

BELSは五つ星 独自構法で建築

 土屋ホームは4月より、木造賃貸マンション「LAPEACE(ラピス)」の展開に本腰を入れている。品質と金融の両面で特徴を持つ。

 高さは4階建てに対応。独自技術「BEST(ベスト)構法」を採用する。同構法は、設計自由度の高い軸組み工法とパネル式のツーバイフォー(2×4)工法などを組み合わせた施工技術だ。またJ建築システム(同)の特許商品である「J‐耐震開口フレーム」をドアや窓などの開口部に採用。同フレームは、窓などを囲む柱でありながら耐力壁の機能を持つ。揺れに対する弱点とされる開口部を耐震化することで、建物全体のバランスを向上。地震に強い耐震性を担保する。北海道内の施工の場合は北海道産材を使用することで、地産地消を推進する。

 土屋ホームの山川浩司社長は「品質の特徴はとにかくエコロジーであること」と語る。標準品質として、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(ベルス)」で最高評価の五つ星を取得。これは、1次エネルギーの消費量の削減率が20%以上であることを意味する。2LDK・60㎡を例にすると、一般的には月4万円かかる光熱費が、LAPEACEでは半額の2万円になる計算だ。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『国土交通省、ZEH超え省エネ住宅供給へ』

検索

アクセスランキング

  1. 良和ハウス、外国人仲介20年比230%  

    良和ハウス

  2. コンニチハトーキョー、SNS集客で年300件仲介

    コンニチハトーキョー

  3. 環境改善、業務用カビ取り剤を開発

    環境改善

  4. メイクスビュー、管理会社と家主をマッチング

    メイクスビュー

  5. 湘南生活クラブ生活協同組合/生活クラブ生活協同組合・神奈川、URに多世代交流スペース

    湘南生活クラブ生活協同組合,生活クラブ生活協同組合・神奈川,独立行政法人都市再生機構

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ