サブリースをメインに7276戸を管理するアーバン企画開発(神奈川県川崎市)。設立37年を迎え、地場大手不動産会社として地域で存在感を示す。賃貸管理、賃貸仲介、売買の各事業の連携を図り、事業単位ではなく、全社としての目標を統一化。事業間の相乗効果により、今後もさらなる成長を目指す。
組織の一体化実施、30年に売上100億円へ
賃貸仲介は自社付け率高める
コロナ禍転機に社内体制強固に
アーバン企画開発ではここ数年、賃貸仲介事業が好調に推移している。現在5拠点の賃貸仲介拠点を構え、年間2400件超を成約するが、近年取り組んできたのは自社付け率の向上施策だった。新型コロナウイルス禍前後に、それまでわずか15〜17%だった自社付け率が、一気に70%にまで高まったという。
「動きが制限されたコロナ禍をきっかけに、自社付け強化を目的とした専任部署を設けた。また管理と賃貸仲介の部門長と目標統一を図り、高い推進力を持って選択と集中を進めることができた」(三戸部正治社長)




