内見なし成約率27.8%に増加
年間仲介件数2000件の秋田住宅流通センター(秋田市)は、ポータルに掲載されている自社物件情報の巡回点検を実施し、情報の質向上を図る。詳細な物件情報を公開することで、2024年度は内見をせず成約まで至った割合が、前年度比7.4 ポイント増の27.8%となった。
秋田市と秋田県横手市近郊を商圏とし、従業員は85人。このうち、賃貸仲介を担当するのは35人だ。仲介店舗は6拠点。活用するポータルは、「SUUMO(スーモ)」、「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」、「賃貸スモッカ」の三つ。これらの年間出稿件数は、3サイトでそれぞれ約9000件だ。このうちSUUMOとLIFULLHOME'Sをメインで活用する。
24年度のSUUMOの反響率は26.6%、反響来店率は38.4%、来店成約率は39.5%。同じくLIFULLHOME'Sは反響率が11%、反響来店率が37.5%、来店成約率が38.8%だ。
重視しているのは反響率などが高いSUUMOで、物件情報の掲載基準を社内で設定する。1戸あたり静止画と動画、パノラマ写真を1セットで撮影・掲載。間取りが1Kの場合は、外観・共用部含めて同サイトに掲載できる上限の20枚を目標に、素材を掲載している。




