【日本情報クリエイト、リアプロ買収】両サービスのデータを連携

日本情報クリエイト

その他|2022年05月12日

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 賃貸管理システムなどを提供する日本情報クリエイト(宮崎県都城市)は4月25日、不動産事業者間取引支援サービス「リアプロ」を提供するリアルネットプロ(東京都港区)の買収を発表した。6月27日に完全子会社化する。

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「今後もM&A含め業務提携を進める」

 リアルネットプロの発行済み株式3万株のうち2万4000株を、5月25日をめどに取得。残り6000株を株式交換で取得する。総取得額は総額17億7740万円。リアルネットプロの2022年3月期の売上高は約4億円1000万円、営業利益は1億2000万円。

 リアプロは、管理会社が物件を登録し、リアルタイムで空室情報がわかる不動産事業者間の情報共有サイトだ。利用する仲介会社は3万5761店舗、管理会社は2789店舗、元付け物件の登録戸数は約653万戸を誇る(5月2日時点)。

 一方、日本情報クリエイトは、賃貸管理事業の総合システム「賃貸革命10」が主力商品。不動産事業者間で物件情報の共有や電子申し込みを行える「不動産BB(ビービー)」を利用する会社は1万9200店舗に上る。 今回のM&Aにより、両社のサービス間の情報連携やビッグデータ活用を進めていく。顧客からの要望が多い賃貸革命10とリアプロの連携を推進。加えて、日本情報クリエイトが開発中のAI賃料査定サービスにリアプロの情報を活用することで、より正確な査定結果を出すことができると見込む。

 類似のサービスである、リアプロと不動産BBは、料金体系や取引先が異なることもあり、当面は両サービスを並行して提供する。

 「ARやVRなど、当社の足りない部分を補っていく。M&Aという選択肢も含め、他社と連携を強化していきたい」(米津健一社長)

日本情報クリエイト 米津健一社長の写真

日本情報クリエイト
宮崎県都城市
米津健一社長(59)

 

(2022年5月16日1面に掲載)

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