営業から管理まで一気通貫
不動産業界向けの業務支援システム「カクシンクラウド」を開発しているワークデザイン(鳥取県米子市)は7月1日、新機能「KAKUSHIN(カクシン)送金パッケージ」の提供を開始した。
カクシンクラウドは、「Salesforce(セールスフォース)」を基に開発した賃貸不動産特化型の顧客情報関係管理(CRM)システムだ。賃貸仲介や管理、売買、修繕に関する案件をまとめ、業務の進捗(しんちょく)状況を確認することができる。導入企業は案件の進捗状況や売り上げデータを参考に、社内の業務改革への活用が可能だ。
今回リリースしたKAKUSHIN送金パッケージでは、送金業務に伴い発生する、契約者・入居者への請求に対する入金データを案件情報として可視化した。送金業務を案件として管理することで、請求に対する入金データの消し込みや送金明細書・解約精算書の出力などを、カクシンクラウドで管理している営業活動から一気通貫でつないでいく。

特に営業部隊と送金に携わる管理部隊との連携を強化し、コミュニケーションを円滑化できるのが強みだ。部署間で一つの案件の進捗状況を俯瞰(ふかん)して一覧することで、業務内容を振り返る際に自社特有の課題を見つけやすくなる。
今回の機能拡張で、カクシンクラウドが基幹システムの代替となることを目指し、導入する不動産会社へのフォローアップに注力している。木村真治部長は「導入企業の業務改革に並走することを意識している。親会社のウチダレック(同)での取り組み事例、ユーザーのノウハウを通じて不動産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、多くの人が働きやすい環境を提供していきたい」と話す。
ワークデザインはウチダレックの子会社。ウチダレックは2016年より業務改革に取り組み、自社開発したカクシンクラウドなどを活用し、週休3日制、営業利益2.5倍を実現。25年には始業時間と終業時間の固定化を廃止し、柔軟な勤務体制を整えている。
(2025年8月4日41面に掲載)





