管理3100戸、ストック収入伸長
総合建設業を手がける廣瀨(新潟市)は、地元企業の工場やオフィス、賃貸住宅の建築や公共工事、不動産売買などによりグループ合計で年間400億円を売り上げる。賃貸住宅は、直近5年で年間2〜5棟を建築している。また、グループの管理会社であるヒロセの賃貸(同)は、廣瀨が建築した物件を中心に3100戸の賃貸住宅を管理する。法人オーナーからの受注と自社開発で、ストック収入となる管理を増やしていく方針だ。
廣瀨が建築する賃貸住宅はRC造や木造が多くを占め、10戸の小規模な物件から200戸規模の大型マンションまで幅広く手がける。直近5年間は、法人オーナーからの受注と自社開発がほとんどを占める。賃貸住宅の建築事業を開始した1998年ごろは地主の土地活用案件が中心だったが、2020年ごろから金融機関による個人へのアパート融資が厳格化し、個人オーナーからの受注はほとんどなくなったという。
自社開発には継続的に取り組んできた。開発後は所有するものと客付けしてから売却するものがあり、25年6月末時点で30棟480戸を自社保有している。自社開発が多くなる理由について、五十嵐隆雄執行役員は「新潟県は農地も多く、賃貸経営に適した土地は貴重だ。そうした土地はすぐに売れてしまうので、市場に出る前の情報を入手し、自社で購入するというスピード感が必要だ」と話す。「今後も賃貸住宅や店舗の需要がある土地に住宅やビルを建築し、安定したストック収入となる管理も同時に増やしていきたい」(五十嵐執行役員)
廣瀨
新潟市
五十嵐隆雄執行役員
(2025年8月18日4面に掲載)




