関西圏で1600棟の賃貸アパート・マンションの日常清掃を請け負うテイクス(京都市)は、誰もが一瞬で違いに気付く高い清掃品質を提供することで、受注を伸ばす。24年の売り上げは2億3000万円で、大手ハウスメーカー系管理会社からの受託が大半を占める。石垣勇人社長が制作を指揮する動画研修マニュアルが、清掃スタッフの技術向上と労働環境の保全に一役買っている。
目指す品質 高級料亭の店先
「ちり一つない状態を作り出す」。石垣社長が目指す清掃品質は、敷地境界線に面した道路まで掃き掃除がされた、高級料亭の店先のような状態だ。社内では「結界を張る」「105点の品質」と表現する。
一度105点まで仕上げると、次回作業時の負担が大幅に軽減され、週1回のペースなら「やることがないほどきれいな状態」(石垣社長)を維持できるからだ。玄関先の見た目の印象から、オーナーや入居者に「ここはしっかり清掃を行っている」と思わせる効果も大きい。
「90点で良いと思ってやると、結果として毎回しんどい仕事になる。作業者としての達成感もない。105点の状態を体験したスタッフは、自身の仕事に感動すら覚え、楽しく仕事をしている」(石垣社長)




