物件のブランド力向上
リノベーション事業などを手がけるNENGO(ネンゴ:神奈川県川崎市)は、築57年の住宅の一戸をリノベーションし、リノベ前と比較して約2割高の賃料で募集し、成約した。オーストラリアで生まれた自然豊かな風合いが特徴である「PORTER'SPAINTS(ポーターズペイント)」で塗装した壁や既存建物を生かしたデザインが支持を集め、ブランド力のある物件としてデザイナーやクリエーターから人気を得ている。
同物件は東急電鉄田園都市線二子玉川駅から徒歩6分の場所に立ち、鉄筋コンクリート造4階建てで29戸から成る。
今回リノベしたのは、2016年のフルリノベ時に入居中で工事対象外となっていた住戸だ。専有面積は約30㎡。2Kの間取りで、和室は3.6畳だったのをワンルームに変更。壁は塗装仕上げとした。窓ガラスには真空ガラスを採用し、断熱性にも配慮。改修費用の回収は5年を見込む。
同物件は空室が出るとすぐに問い合わせが入るなど特定のターゲット層から高い評価を受けているという。
リノベした住戸の賃料は、改修前が8万5000円だったが、改修後は10万5000円で募集。募集から3週間で入居者が決定した。
街・暮らし事業部の濱口智明マネージャーは「当社は、『100年後の街つくり』をミッションに不動産価値の最大化を目指している。古い建物を壊さずに、どう生かしていくかが重要であり、次世代への継承につなげていきたい」とコメントした。
(2025年10月20日3面に掲載)




