夢・建築工房、断熱等級7の高性能賃貸

夢・建築工房

建築|2025年10月21日

無垢の木を使用した建物外観

設計から施工まで一貫

 埼玉県東松山市を中心に戸建てや賃貸住宅を建築する夢・建築工房(埼玉県東松山市)は、高性能賃貸住宅に注力する。木材を生かした温かみのある空間づくりと、デザイン性へのこだわりを兼ね備え、2021年12月に埼玉県住まいづくり協議会(さいたま市)が開催した埼玉県環境賞で優秀賞を受賞した実績がある。

 同社は東松山市を中心に、本社から車で30分以内を商圏としている。従業員は15人で、そのうち8人が建築士。そのほか専属で契約している大工が9人いる。設計からアフターフォローまで自社で一貫して対応できる体制を整える。年間売上高は9億円で、そのうち3割を賃貸住宅の建築が占める。

 高性能賃貸住宅は、戸建て賃貸とアパートやマンションを手がけている。オーナーから受注して建築し、竣工後はオーナーが自主管理するケースが多い。

 出版社のエクスナレッジ(東京都港区)発行の住宅専門誌「建築知識ビルダーズ」に夢・建築工房が手がけた住宅が掲載された。同誌を愛読していたオーナーからの依頼をきっかけに20年5月より賃貸住宅の建築を開始した。無垢の木をメインに使用しており、デザイン性も高い。

 岸野浩太社長は「現在は土地を相続し、代替わりした2代目オーナーから、特色を打ち出してほかと差別化した物件にしたいといった依頼が多い」と話す。

 同社が建築する高性能賃貸住宅は、断熱等級7、気密性はC値0.5以下を基本とすることで省エネルギー化に努める。1棟平均8~12戸の木造住宅を建築。建築費は1億~3億円程度で利回りは土地を除き7~9%を想定する。

 賃貸住宅の外壁や室内床は、主に無垢の木を使用し、破損などがあれば一部分の交換で対応可能だ。数千円からと安価にメンテナンスできるため、修繕コストも抑えられる。廃材は燃えるごみとして処分でき、資源としても有効だという。

 30年には売り上げ10億円を目指す。「高性能賃貸住宅の建築だけでなく、買い取り再販やリノベーションの比率を上げていきたい」(岸野社長)

岸野浩太社長

夢・建築工房
埼玉県東松山市
岸野浩太社長

(2025年10月20日3面に掲載)

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