物価上昇の折、家賃をどう上げているのかの、レポート第2弾。今回は、エンクル(埼玉県八潮市)の取り組みをレポートする。
大規模な道路陥没 商圏の人口100人減
2025年1月28日、埼玉県八潮市の中央一丁目交差点で突然、幹線道路が陥没した。トラック1台が穴に転落し、運転手がのみ込まれた大惨事は、下水道管の破損による大陥没事故となった。
実際、事件前、9万4599人の人口の街で、事件後9万4506人と約100人の減少が見られた。
そう簡単なエリアではない場所で、家賃を上げることに成功しているのがエンクルだ。
更新の半数に通知 各戸精査し、選定
八潮市だけでなく、三郷市も商圏として活躍する同社は、1年間で444戸の管理戸数増加を果たしている。この会社の管理戸数増大の原動力となっているのが、更新時の家賃アップである。
10月27日号の連載で述べたが、ハウスメーカーのようにサブリースビジネスを展開していない普通の地場不動産会社は、家賃を頑張って値上げしても、5%ほどの管理料しか実入りがなく「入居者から怒られたりするのに、更新時に家賃改定しても、手紙代や電話代ぐらいにしかならない」のが実情だ。




