神戸市灘区をまち歩き
経済産業省近畿経済産業局は、移住者によるコミュニティーづくりに焦点を当てたイベント「商店街・まちづくり現地見学ネットワーク交流会in水道筋〜ヨソモノ達のコミュニティづくり〜」を3月5日に開催した。まちづくりのプレーヤーが取り組みや手法を話す場に、自治体、商工団体、鉄道会社などから26人が参加した。
見学先となった兵庫県神戸市灘区にある水道筋商店街エリアは、八つの商店街と三つの市場で構成され、約500の店舗が連なる。昔ながらの対面販売を行う市場はシャッターを閉じる店舗も多い。近隣に立つ大型マンションに暮らす新規住民や、来訪者との接点づくりも地域課題の一つとなっている。イベントでは、4人のプレーヤーが取り組みを話し、現場を案内した。1人目は阪急神戸線王子公園駅近くでゲストハウス萬家を運営する朴徹雄氏。他地域から訪れるゲストと商店街をつなぐ、交流型の宿を開いた経緯を話した。
ゲストハウスで開業の経緯を聞く
次に、まちづくり会社、玉子公園の岩田かなみ氏が、商店街を巻き込んだイベントの取り組みを話した。参加者から「地域の拒否感はなかったか」との質問に、岩田氏は「ローカルならではの壁はあった。家主など地元有力者に協力してもらい、受け入れてもらうことができた」と答えた。
市場内の対面販売の商店を見学
続いて、灘中央市場内の空き店舗を活用したコミュニティー農園「いちばたけ」を運営するチームカルタスの佐藤直雅氏と坂本友里恵氏が話した。「空き店舗の活用を模索する中で農園に辿たどり着いた。農園ができたことで、近隣のファミリーは市場に行く目的ができた」と新たな接点につながったことを話した。
商店街を見学
近畿経済産業局流通・サービス産業課の遠藤浩規課長は「現地を歩いて感じることは多い。参加者が各地域のポテンシャルを引き出すきっかけにしてほしい」と話した。
(2026年4月6日4面に掲載)





