不動産テックに関する調査研究を行う一般社団法人不動産テック協会(東京都渋谷区)は8日、不動産テックサービス(以下、テックサービス)のサービスカテゴリー別の傾向をまとめた「不動産テックカオスマップ」の最新版を公開した。
VR、スペースシェアが増加
テックサービスの総数は430となり、2021年の447より減少した。カテゴリー別では、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)やスペースシェアリング系のサービス数の伸びが堅調だった。巻口成憲代表理事は「新型コロナウイルス禍によりオンライン内見やリモートワークの機会が増え、関連サービスの開発が進んだ。一方、これまで数を伸ばしてきた業務支援系やマッチング系サービスは今後、差別化の難しさから淘汰(とうた)が進むだろう」と分析する。